帰省の代わりに

勤め先の業績が好調で、思っていたより多くのボーナスを頂けた。
ボーナスを頂いても、今年は悪いウィルスが流行しているため旅行は出来ない。
私、「何か欲しいものはある?」
妻、「何もない。たまには親孝行でもしたら」
たまにだが、私の妻は良いことを言う。
故郷を離れた私と妻が帰省するのは正月のみ、しかし、今年はウィルスの流行で帰省が出来ないため、実家の母親に電話をしてみた。
私、「母ちゃん、何か欲しいものはある?」
母親、「何もないよ、アンタの顔が見たいだけ」
そう言われると、子供としては辛い。
私、「そっちは寒くないか?」
母親、「寒いから、ずっとコタツに入っている」
寒いと出歩くのが大変、寒くても暖を取れば燃料代が掛かる。
私、「母ちゃん、ソーラー発電を付けてあげようか?」
母親、「あんな重いものを乗っけたら、うちの屋根は崩れてまうぞ」
ソーラー発電なら電気代の節約になると思うのだが、ソーラー発電を付けてあげても、私の母親は無駄に電気を使わない。
妻、「外壁塗装をしてあげたら」
外壁塗装なら外気から室内を守ってくれる、夏なら暑さ対策、冬なら寒さ対策になる。
たまにだが、私の妻は良いことを言う。
帰省は出来ないが、外壁塗装なら母親も知っている業者さんがやってくれる、塗装をする時の業者さんはマスクに手袋をしてくれるから、悪いウィルスが母親に感染することはないと思う。
外壁塗装に掛かった日数は約1ヶ月、その間は業者さんが母親の安否確認してくれたため安心だった。

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